1.「J型扉って何?」そんな疑問をお持ちのあなたへ
住宅の収納リビングや洗面、非住宅の店舗の空間で、「すっきり見える」 「掃除しやすい」と注目されているのが、取っ手一体型の「J型扉」。
この記事では、J型扉の特徴やメリット・デメリット、他の扉との違いまで、 初めての方にも分かり易く解説します。
J型扉とは、手をかける部分を掘って同じ柄で仕上げた扉のこと。
逆テーパーと同様に、手を掛けやすいので開閉がしやすく、取手がないのでスッキリとした見た目に納まるのが特徴です。
2.J型扉の特徴は?
J型扉の最大の特徴は、取っ手が一体化している点。
一般的な扉には出っ張った取っ手がありますが、J型扉はその形状が扉自体の一部としてデザインされている為、 スッキリとした見た目が特徴です。
これにより、インテリアが洗練されて、現代的な印象を与えます。そして、取っ手部分が一体型の為、掃除がしやすく、デザイン性も高いのが魅力といえます。
3.J型扉のメリット・デメリット
J型扉はおしゃれで機能的。でも注意すべき点も何点かあります。この章では、メリットとデメリットを具体的に整理していきます。
【メリット】
- 金物を使わないので、どんなインテリアにも合うスッキリしたデザインになります。
- 取っ手穴加工を必要としないので、穴加工ミスが発生しない。
- 開き扉の手掛け、引き出し前板にも対応可能です。
- 掃除がしやすい、凹凸が少ないので、ほこりや汚れがたまりにくい。
- 安全性が高い、取っ手が出っ張っていないため、ぶつけたり引っかけたりする心配が少なく、小さな子どもがいる家庭でも安心。
- スペースの有効活用、飛び出したパーツがないため、狭い場所でも開閉の邪魔にならず、省スペース。
- 統一感のあるデザインが可能、キッチンやクローゼットなどで全体を同じJ型手掛けにすることで、統一感が生まれ、洗練された印象に。
【デメリット】
- 通常の扉と比べて、扉の加工に手間がかかるため、納期が長めになる場合があります。
- 手をかける「J型の溝」部分が上側の場合、ほこりや油汚れが溜まりやすく、特にキッチンではこまめな掃除が必要です。
- フラットな見た目を好まない人や、クラシック・ナチュラル系のデザインを重視する場合には合わないことがあります。
- 指が常に触れる部分なので、摩耗や色落ちが目立ちやすくなることがあります。
4.J型扉の設置シーン別魅力
J型扉を設置する場所で変わる魅力
J型扉は、設置場所によってその魅力を最大限に発揮します。
時にキッチンや洗面所では、シンプルでスッキリとしたデザインが、限られた空間をより広く、スッキリと見せる効果があります。
また、収納やリビングの扉としても、モダンでスタイリッシュな雰囲気を作り出します。
これからJ型扉を設置する場所を考えている方は、それぞれの設置シーンでどんな利点があるかを知っておくと選びやすくなります。
5.J型扉と他の扉タイプとの比較
J型扉とポストフォーム(左右R)とテーパー型との違いは?
収納家具や、キッチンや洗面台で採用される扉には、J型扉の他にもポストフォーム(左右R)やテーパー型といった種類があります。
それぞれ形状や使い勝手、デザイン性の異なる為、目的や好みに合わせた選択が重要です。
章では、ポストフォーム(左右R)とテーパー型の特徴について説明します。
ポストフォーム(左右R)
- 表面材を曲面加工して仕上げた扉で、左右丸みを帯びたデザイン。
- エッジが丸いので、子供や高齢者がいる家庭でも安心、安全性が高い。
- J型扉よりややクラシックなデザイン印象。
- ナチュラルで優しい雰囲気の空間に適合する扉。
- 落ち着いた雰囲気、柔らかい印象を求める方にはお薦め。
テーパー型
- 扉の端が斜めにカット(テーパー加工)されており、スタイリッシュな印象を与える。
- J型扉と同様、取っ手レスでフラットなデザインを実現。
- 斜め加工の為、光の当たり方で陰影が出て、高級感やモダンさを演出できる。
- シャープで上質感がある。
- ホテルライクな空間やハイグレードなインテリアを好む方に人気。
- 加工が複雑な為、やや高価格。
6.J型扉の選び方のポイント
J型扉の選び方:サイズ・デザイン・予算で決めよう
J型扉を選び際に重要なポイントは、デザインだけではなく、設置場所や使用頻度に応じた選び方をすることです。
例えば、キッチンの引き出し扉として使用する場合、より強度の高い素材を選ぶことが重要です。
また、デザインについても、モダンなインテリアにはシンプルなカラーや仕上げを、ナチュラルテイストの部屋には木目調のJ型扉を選ぶと空間と溶け込みやすいです。
予算に応じて素材や仕上げのグレードを選びましょう。
7.J型扉購入時の注意点
購入前にチェックしたい!J型扉の注意点
J型扉は非常にデザイン性が高いですが、購入前にいくつかの注意点を確認しておくと後悔しません。
まずは、扉の厚みや素材が設置場所に適しているかどうかを確認しましょう。
また、取っ手一体型の為、開閉しやすい設計になっているかも重要なポイントです。
実際に、当初は値段重視で、大手建材メーカーの既製品を注文したものの、その品質が今一つで設置場所にも合わない等が発生し、改めて、弊社にお問合せ、見積りの御相談を頂くケースが多いのが現実です。
更に、価格帯や納期なども事前に確認しておくと、スムーズに購入を進めることができると思います。
8.まとめ
J型扉が業界に出回りだした頃から、弊社は複数の得意様から注文を頂き、J型扉を製造する機会を得ることができました。
スタート当初はかなり試行錯誤しました。
しかし、QCDに拘り続ける中で、とても良い経験を積み上げることができたのです。
結果、今日では、『高品質のJ型扉』を製造するノウハウと技術を習得できています。
多くのお客様に満足頂いておりますので、是非、お気軽にお問合せください。
そして、これを機会に、工場見学も検討して頂けますと嬉しいです。
弊社自慢の、『高品質のJ型扉』を製造する技術ノウハウを生でお見せ致します。
百聞は一見にしかず。
私たちはいつでもウェルカムです。
お待ちしております。